自動運転システム

2015.11.21

 30年前に想像した30年後の未来は今年です。あたり前ですが、、
そんな物語がハリウッド映画にありました、そうです「BACK TO THE FUTURE」です。
厳密に言えば「BACK TO THE FUTURE 2」なのですが、、
1985年当時の作品映像で見た未来の設定が2015年なんだそうです。
映画に登場した未来のアイテム(携帯型コンピューターやマルチチャンネルワイドテレビ等)は
スマホ、タブレット端末や6:9ワイドテレビ、BSCSチャンネルといった形で現実となり、
それらは我々現代人の生活にとって、もはや必要不可欠と言えるものですね。
さらに実現しようとしている未来のアイテムがあります。
それは、自動車の自動運転システムです。
未来(2015年)から帰還した自動車型タイムマシーンが自動運転システムを装備して
1985年当時の舞台に舞い戻ってきたシーンがありました。
タイムマシーンはともかく、自動運転システムはもはや現実のものと言えるようです。
2013年にメルセデス社がテストドライバーによる一般公道100km走破に成功して以降、
目覚ましい発展を遂げております。同年、国内においては安倍首相が助手席に同乗して
一般道走行を体験、政府は法律の改正やインフラ整備を経て2020年までに実用化させる方針との事。
今年に入ってからはボルボ社が一般ドライバーの乗車による実験で自国スウェーデンの公道に
様々な事故トラップを仕掛けた環境で走行、無事故無違反で目的地に到着したとか。

しかし、気になるのは、、、そうですね、交通事故を起こした場合ですね。
「事故はドライバーの責任、それが社会のルール」と自動車学校や交通講習で刷り込まれてきた
我々ドライバーにとっては大変気になるところです。
ボルボ社の声明では「安全はシステムが担保するので、ドライバーには責任がない」 だそうです。
交通事故の場合、弱者救済という前提があるはずですが、それを覆す過失の割合になるかも。

2014年の交通事故死亡者数は4113人。死亡事故の半数以上がヒューマンエラーによるもので、
人為的ミスが無ければ半数は命を落とさなかったであろうとの推測があるようです。
ヒューマンがシステムに屈する時代をまもなく迎えるという事は、
ともすると当社の存在意義はいかに?
e/ハラダ